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ラボ

2012.11.30
iPadをソリューション端末にするということ

昨日、FileMaker カンファレンスに参加してきた。かつてのMacromedia Uconのような活気を感じた。(なつかしい。。。) 会場で声高に言われていたように、「FileMaker Go」の出現により、業務システムのありようが変わってきていると思う。本当の意味で「だれでも使える」システムをつくれるようになったからだ。iPadの直感的な操作感はコンピュータをより身近なものにした。 弊社で制作した御茶ノ水美術学院さんのシステムもまさにそう。それまでパソコンを触ったことのないショップの店員さんにレジ打ちと同じ感覚で使ってもらうためのもの。

ソリューションの簡単な説明

学生さんの受講料の数パーセントを「ポイント」とし、学校のショップの購入に使用できるというこのシステムは、そもそも学生の受講受付の業務システムを拡張する形でつくられた。
誤認識を防ぐためにポイントカードを発行し、バーコードをバーコードスキャナでスキャンして認証するようにした。
マイナビで事例として記事にされるだけあって、たしかに評判はいい。

システム稼動後に思ったこと

店員さんのiPadへの触り方をみていると、「おそるおそる」なのだ。iPadになって、直感的な操作が可能になったといえでも、まだ「おそるおそる」。
で、それはなぜか?
「慣れないから」じゃないかと。我々の日常生活においてスイッチを押すことは多いけど、タッチパネル内の仮想なボタンを押すことはやはり少ない。
人は慣れないものに対しては、どうしても怖気が伴う。それも、他人のものならなおさらかな。

ではどうする?

「慣れたもの、もしくはそれに近いものを入力デバイスにしてみる」
iCADE(参考記事:iCADEを試してみた)のように、物理的にしっかり存在する「ボタン」や「レバー」ならどうだろう?
毎日、電車やバスに乗る際に使用するSuicaのようなタッチならどうだろう?

そういう視点で試作を繰り返している。業務の合間だからなかなか進まないが。

・iCADE→しっかりしたさわり心地に手ごたえを感じた。導入の希望があったので、案件としてすすめてみる。
・Suicaのようなタッチ→パソリでのリードライトが可能な方法をみつけた。NFCタグの購入先も見つけた。年末のスケジュールが落ち着いたらこれを使用したモックを作成します。

NFCタグを貼り付けたカードなりおもちゃなりの加工がどこまでOKか分かると、ソリューション展開での現実性が増すように思う。

システムに適した入力方法を諦めずに探る

使いよいソリューションを作る際には「入力をどうするか?」という問題が必ず伴う。
確かに下記の動画にあるようにFileMaker + iPadでのソリューションは、従来のものから比較すれば魅力的かつ強力に映るだろう。だけどせっかくワークフローを革新しようとするなら、iPadで満足しないでより効率よくより便利になる方法もまた一緒に考えたいと思うのです。

記事全文:「11/28 アップル タブレットでビジネス攻略-ワールドビジネスサテライト」


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